【Officeスクリプト入門】型って宣言するの?データ型(型指定)の基本をマスターしよう
前回はデータの入れ物である「変数(let)」について解説しましたが、今回は一歩進んで、Officeスクリプトの最大の特徴である「データ型(型指定)」について解説します!
「型ってわざわざ書かないといけないの?」という疑問を、実際の書き方とメリットを交えてスッキリ解消しましょう。
0. 文法:型は「コロン(:)」のあとに書く
Officeスクリプトで型をはっきりと宣言したいときは、変数名(または定数名)の後ろに : 型名 をつけます。
代表的な型には、以下のようなものがあります。
- number:数値(整数や小数)
- string:文字列(文字のデータ)
- boolean:論理値(true または false)
1. 実践サンプル
それでは、エディタに以下のコードを貼り付けて動かしてみましょう。型をきっちり指定して変数を宣言するサンプルです。
// ① 数値型(number)を明示して宣言
let age: number = 20;
// ② 文字列型(string)を明示して宣言
let message: string = "こんにちは!";
// コンソールに出力する
console.log(message + "年齢は" + age + "歳です");
}
2. 実行結果
スクリプトエディタの右上にある実行ボタン(よこむきさんかく ▶)を押すと、画面下部の「出力」タブに以下のように表示されます。
ワンポイント・アドバイス
Q. 型は「絶対に」書かないとダメなの?
結論から言うと、初期値をいきなり入れる場合は書かなくても大丈夫です!
例えば、let age = 20; とだけ書いた場合、Officeスクリプトが自動的に「右側が20(数字)だから、この変数は number 型だな!」と判断してくれます(これを型推論といいます)。そのため、最初のうちは型を省略して書いても問題なく動きます。
Q. じゃあ、なんでわざわざ型を書くの?
型をはっきり書いておく(型指定する)最大のメリットは、「未来の自分やチームのうっかりミスを、エディタがその場で怒ってくれるから」です。
もし、let age: number = 20; と書いたあとに、間違えて age = "二十歳"; のように文字を入れようとすると、実行する前にエディタが「数値の箱に文字を入れないでください!」と赤い波線でエラーを出して教えてくれます。VBAだと実行してエラーになるまで気づきにくいバグを、書いたその瞬間に防いでくれるのが型を宣言する強みなんですよ!