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バイオインフォマティックス技術者試験、情報処理試験など、IT系の試験を基礎から勉強します。また、Javaなどプログラミングを勉強します。

【BI技術者認定試験対策】細胞の内部構造はどうできた?「膜進化説」を攻略

真核細胞が持つ核膜や小胞体などの複雑な膜構造。これらがどのように誕生したのかを説明する重要な考え方が「膜進化説」です。

1. 問題:細胞内構造の起源

【 問題 】 原核細胞の細胞膜(表層の膜)が細胞の内部へと入り込み(陥入し)、核を包む膜や小胞体などの細胞小器官が形成されたとする説を何と呼ぶでしょうか?

① 細胞内共生説   ② 膜進化説   ③ 獲得形質遺伝説   ④ 自然発生説

2. 正解:細胞の進化に関する正解

正解: ② 膜進化説

3. 解説:内側に折れ曲がってできた「部屋」

真核細胞の最大の特徴である「膜で仕切られた部屋(細胞小器官)」のルーツを説明する説です。

[ 膜進化説のポイント ]
仕組み:細胞表面の膜が内側に折れ曲がり(陥入)、内部のDNAなどを包み込むことで核膜や小胞体、ゴルジ体などが形成されたと考えられています。
対象:主に「核膜」「小胞体」「ゴルジ体」「液胞」などの一重膜の小器官の起源を説明します。

[ 細胞内共生説との違い ]
膜進化説:自らの膜が変化してできた。
細胞内共生説:外の生物を取り込んでできた(ミトコンドリア・葉緑体)。

1. 試験のポイント: 核膜の起源を問われたら「膜進化説」です。ミトコンドリアや葉緑体は、独自のDNAを持つため「共生説」が適用されますが、核膜は細胞自身の膜に由来するという違いを明確にしておきましょう。
2. バイオインフォの視点: 近年、アスガルド古細菌と呼ばれるグループのゲノム解析から、真核生物に近い膜操作タンパク質の遺伝子が見つかっています。これらの遺伝情報をもとに、初期の細胞がどのように膜を折りたたんで複雑な構造を作り上げたのか、進化のシミュレーションが進められています。


4. まとめ

「細胞自身の膜が入り込んでできたのが膜進化説」です。ミトコンドリアなどの「外来種」を受け入れる前に、まずは自分自身の膜を使って「核」という大切な部屋を作ったのが、真核生物への第一歩だったのかもしれませんね!


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