【Java】Apache Tomcat 10を導入:Java Webアプリを動かす「舞台」を整える
前回の記事でIntelliJ IDEAを導入し、Javaプログラムを動かせるようになりました。今回はさらに一歩進んで、作成したプログラムをWeb上に公開するための「Webアプリケーションサーバ」である「Apache Tomcat」の導入に挑戦します。
1. 導入:Webアプリケーションの裏側を知る
JavaでWebアプリを動かすには、ブラウザからのリクエストを受け取り、Javaプログラムを実行して結果を返す「サーブレットコンテナ」が必要です。そのデファクトスタンダードが、このApache Tomcatです。
2. Tomcat 10の準備とJavaのバージョン確認
最新のTomcat 10系は、従来のJava EEから「Jakarta EE」へと進化したモダンな仕様に対応しています。まずは、手元の環境が対応しているか確認しましょう。
・OS:macOS
・Java:17.0.16 (LTS)
・入手元:Apache Tomcat 公式サイト
[ ダウンロードのポイント ]
・公式サイトの「Binary Distributions」から、Mac(UNIX系)で扱いやすい zip版 または tar.gz版 を選択します。
3. 展開と「パーミッション(権限)」の壁
ダウンロードしたファイルを展開した後、Mac特有の「実行権限」の設定が必要になります。これを忘れると、スクリプトを実行しようとしても「Permission denied」と怒られてしまいます。
cd apache-tomcat-10.1.x/bin
# 起動・停止スクリプトに実行権限を付与
chmod 775 startup.sh
chmod 775 catalina.sh
chmod 775 shutdown.sh
H2 Databaseの導入時と同様に chmod を使います。起動用の startup.sh だけでなく、停止用の shutdown.sh にもあらかじめ権限を与えておくのが、スムーズな開発のコツです。
4. 起動確認:localhost:8080 への接続
いよいよサーバーを起動させます。ターミナルで以下のコマンドを叩きましょう。
ブラウザで http://localhost:8080 を開き、おなじみの猫のアイコンと共に "Congratulations!" の文字が表示されれば成功です。自分のMacが「Webサーバー」として産声を上げた瞬間です。
5. 安全な停止と今後の展望
確認が終わったら、リソースを解放するためにサーバーを停止させます。
6. まとめ
これで「データベース(H2)」「開発環境(IntelliJ)」「Webサーバー(Tomcat)」の三種の神器がすべて揃いました。次はいよいよ、これらを「連結」させて、実際に動くWebシステムを作り上げるフェーズへと探求を進めていきたいと思います!